2010/02/07

壁は崩れ始めた(2)

それにしても今朝(2月7日)のTBS「サンデーモーニング」の世論誘導はひどいものであった(といっても途中まで見ただけだが)。あわせてtwitterのTLを見ていたら、フジテレビもひどいものだったらしい。
TBSでは相変わらず岸井某が何食わぬ顔で「各社が一斉に世論調査をやっているが、小沢に非常に厳しい」などと喋っている。自分たちでさんざんデタラメを煽っておいて、「ほらっ、こんな世論調査が出ています」と言うのだから、そのタチの悪さは尋常ではない。しかし、メディアによってはまったく違う結果も出るのである(これは後述)。

さて、そこで昨日の続きを書く(少しだけのつもりが長くなってしまった)。

twitterとともに、今回もう一つ印象的だったのはUSTREAMである。
佐藤優や魚住昭らによって行われた「『新撰組』化する警察&検察&官僚がニッポンを滅ぼす!」と題されたシンポジウム、あるいは2月4日の夕方に行われた郷原信郎による記者会見の生中継は、twitterと組み合わせることにより新しいメディアとしての可能性をいかんなく発揮した。
もはや動画による生中継はテレビ局の独占でもなければ専売特許でもない、誰もがきわめてローコストで行うことができる。つまりWebの力によって参入障壁がなくなってしまった。
しかも生中継というのは編集が入る余地がない。すると、これまでいかにメディアが編集によって情報操作をしてきたかが誰の目にもわかるようになった。

話はそれてしまうが、私はラグビーが好きである。なかでも大学ラグビーを追いかけているのだが、メジャーな大学ではないので、少し前までは生観戦をする以外にその結果をすぐに知ることは難しかった。
ところが、そのうちネット上で知り合った仲間が、試合結果を携帯で知らせてくれるようになった。さらにはネット上の掲示板などでスコアが動くごとに知らせてくれる人が現れ始める。
また試合終了後に観戦レポートを書いて、ついでにデジカメで撮影した画像を送ってくれる人まで出てきた(自分も観戦すれば同じようなことをする)。さらにさらに動画を撮影してくれる人も出てきて、そのファイルを送ってくれたり、あるいはYouTubeにアップロードしてくれる人まで現れた。
ところがUSTRAMは生中継をすることができる。私が見たいラグビーなんぞは世の中のほとんどの人が見たいとは思わないものだが、しかし数十人、あるいは数百人の単位なら見たい人がいるかもしれない。いわゆるロングテールのニーズなわけだが、そこへ向けてコンテンツを提供することが可能になったわけである。
十年ぐらい前(もっと前?)だろうか、これからのテレビは多チャンネル化へと向かい、また双方向になるといった話をよく聞いたものだった。確かにBSやCSの登場によって多チャンネル化は進み、また双方向性も備え始めた。だが、USTREAMとtwitterの組み合わせは、莫大な設備投資をすることなしに、いとも簡単に多チャンネルと双方向を実現してしまった。
とるなると、これは既存メディアの巨人であるテレビ放送のビジネスモデルをぶち壊す可能性が高い。
自社の決算発表会をUSTREAMとtwitterで中継したソフトバンクはの孫正義は、その席でUSTREAMへの出資も合わせて発表したが、おそらく孫はそこまで見据えているのだろう。

話を戻すと、今回の一連の小沢騒動の中で興味深かったのは、元から反民主、反小沢的な人とは別に、「こんな人までが作られた“空気”をそのまま代弁するのか」という人物が少なからずいたことだ。そういう人の言動をよくよく見てみると、どうやらニュースソースは新聞とテレビしかないようである。
で、これはあくまでも推測だが、なまじ知識人と言われるような人は、もちろん読売や産経に書いてあることは鵜呑みにしなくても、朝日や毎日に書いてあることはわりと単純に信じてしまうのなのではないだろうか。
一方で週刊文春にコラムを書いている作家の小林信彦は、テレビも新聞もほとんど見ないそうで、情報源は主にラジオだという。その小林信彦は、私の意見では今回の小沢騒動を非常に真っ当な視点で見ている。

そこで最後にラジオについて触れておきたい。
私は当ブログでかねてからラジオは真っ当なメディアであるということを書いてきた。もちろん、ラジオとておかしな番組はたくさんある。しかし、一方で他の媒体に比べるとまともな内容の番組も多い。
今日の朝日新聞では世論調査の結果を大々的に報じているらしい。そこでネットでこれを見てみると内閣の不支持が初めて支持を上回り、小沢は辞任すべきだという意見が68%に達しているという。
ところが先週金曜日のTBSラジオ「アクセス」ではまったく違う結果が出ている。

Access

つまりここでは回答者の66%が小沢続投を支持しているのである。もちろん、「二木啓孝と麻木久仁子のコンビ(私はこの二人は必ずしも好きではないが)によるリードがあるからだ」という意見はあるだろう。しかし、それを言うならば新聞やテレビも同様だ。
そして私はこの結果にラジオのリスナーの質の高さを感じるのである。


さて、、、
この1年あまりの小沢一郎という政治家をめぐっておきた出来事をどう総括すればいいのか(もちろん現在進行形でまだ続いているのだが)。
今朝のサンデーモーニングでは幸田真音が「不毛なこと」と言っていたが、私は必ずしもそうだとは思わない。むしろ、起こるべくして起きたと思う。
野党時代のみならず与党の幹事長になっても小沢一郎が検察から狙われたということは、政権交代が起きてもなお鳩山政権が真の権力を掌中にしていなかったことの証明である。では真の権力者とは誰だったのか。言わずと知れた霞が関の官僚だ。
ところが、折しも自民党の呆れるほどの堕落が原因で政権交代が起き、一方で既存メディアの存在意義や利権をぶち壊す革命がWeb上で進行したため、霞が関を取り巻く自民党とメディアという二つの権力維持装置が機能しなくなってしまった。その結果、これまで巧みに姿を隠してきた真の権力者がついにその正体を現し、民主的手続きを経て政権を獲得した勢力に闘いを挑み、そして敗れた。
であれば、これは真の意味での政権交代が実現する過程で必然だったと私は思うのである。
もちろん、まだまだ安心はできない。霞が関はあらゆる手段を使って巻き返しをはかろうとするはずだ。けれども、これまで完璧を誇った日本的独裁の壁に穴があき崩れ始めたのは間違いない。

・田中良紹の「国会探検」
国民の敵

・ビデオニュース・ドットコム
「小沢氏は検察に決して報復してはならない」

・IT屋もりたの今時パソコン日記
ネットユーザー/非ネットユーザー間で広がる世論の乖離

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2010/02/06

壁は崩れ始めた(1)

小沢一郎不起訴についてはすでに多くのブログで言及され、twitter上でも議論されている。
私が愛読しているブログのみなさんの意見はどれも首肯できるものばかりで、さらに付け加えることはないのだが、少しだけこの件に関する感想を書いておこうと思う。

私は1月の中旬に↓のエントリーを書いた。

・日本版ベルリンの壁崩壊?

・続・日本版ベルリンの壁崩壊?

ここで言いたかったことは、この国を長らく支配してきた霞が関独裁の急所である高度な情報コントロール(=国民コントロール)システムが、その機能を急速に失いつつあるということだ。
そのシステムとは、官僚と合体したメディアが作り出す“空気”による印象操作である。
今回の例でいえば、小沢一郎は田中角栄、金丸信という金権政治家の直系であり“古い自民党的体質”を引きずった政治家であり、いかがわしいカネをもらっているに違いない、、、という空気を醸成することで、それによって権力(霞が関)は小沢一郎という、自分の目の前に現れた手強い相手の政治生命を殺そうとした。
おそらく――。
これが10年前であれば、いや5年前であっても、権力(霞が関)はその目的を達成することができただろう。
しかし今回はできなかった。つまり国民をコントロールすることができなかった。
これまでどんなにデタラメをやっても、およそ他の国なら大暴動が起きるであろう不正をやっても、おとなしくお上の言うことを聞いていた国民が、このたびはコントロールできなかったのである。

その一つの象徴が、地検による週刊朝日編集長の出頭要請とその撤回だと思う。
これはテレビ、新聞、雑誌という媒体の中で、ほとんど唯一、反検察の論陣を張ってスクープを飛ばした(その後、追随する雑誌もあったが)週刊朝日の編集長に、検察が「捜査妨害だ」と言いがかりをつけて出頭要請をしたものだ。
ところがこの話は上杉隆のつぶやきによってtwitter上であっという間に広まる。そして「#syutto」というハッシュタグもすぐにつくられ大賑わいとなってしまった。結果、検察に対して抗議が殺到し、編集長の出頭要請を取り下げざるを得なくなってしまった。

・低気温のエクスタシーbyはなゆー
〔日本〕ツイッターが「国会の法務委員会」を動かしたらしい

東京地検特捜部が「週刊朝日」編集長への出頭要求を取り下げていた

もちろん、これだけに限らない。さまざまなニュース番組や新聞記事についてtwitter上で議論が巻き起こり、それがあっという間に口コミで伝わっていく。

今回の小沢騒動は、昨年3月の大久保秘書逮捕に端を発している。この時からネット上では多くのブロガーがこの捜査に疑問を呈していた。結果として小沢は民主党代表を辞任したが、選挙担当の代表代行として衆議院選挙の勝利をもたらし政権交代を実現した。そして今回の石川議員らの逮捕と起訴。
この間、権力による小沢潰しの意志は一貫していたわけだが、昨年3月と今回との違いはtwitterの力の有無であるように思う。
もちろん昨年3月時点でtwitterはすでに存在していたし私もアカウントを持っていた。実は私はわりと早い段階でtwitterのアカウントはつくっていたのだが、140文字以内でつぶやくことのどこが面白いのかさっぱりわからず放置していた。そのtwitterを少しだけ使ったのが衆議院選挙での有田芳生さんの選挙応援時だ。折しも購入したiPhoneを持ちながら選挙の手伝いをした。
そして個人的印象では、昨年の夏場以降からtwitterは大ブレークしたわけだが、これによって情報の伝達度が圧倒的に早くなった。
昨日、twitterを見ていたら「twitterに比べるとブログは遅いメディアだ」とつぶやいていた人がいたが、まさにその通りである。しかも誰でもがつぶやけるわけで、既存メディアがおかしな報道をすれば、その内容はあっという間に伝わる。
そうしてしばらくすると(といっても数時間以内というレベルだが)、twitterで流れたニュースや議論を分析して解説してくれるエントリーがいろいろなブログにアップされる。
その結果どういうことが起きたか。
今回の小沢不起訴において、多くの既存メディアが「意外だった」というニュアンスの記事や識者のコメントを掲載した。しかし私は前掲したエントリーの中で「今回の強制国策捜査は失敗するのではないかと私は思う。」と書き、その通りになった。
別に自慢をしているわけではない。ネット上に流れている情報を追いかけていれば、大久保秘書逮捕も、石川議員逮捕も無理筋であって、まして小沢起訴などは暴挙であることは誰にでもわかることだったのだ。

私が見ているブログやtwitterの書き手には、もちろん優秀なフリーのジャーナリストもいる。が、そういう人ばかりではもちろんない。ほとんどの人はメディア関係者ではないわけで、つまり既存メディア所属の“ジャーナリスト”のように日々取材活動をすることを職業としている人ではない。
今回、検察によるリーク批判が高まった時、多くの新聞社がそれを否定し、地道な取材活動を続けた結果が記事であるという主張をした。ところが、そうした取材活動の結果として書かれた記事よりも、公に流れる情報だけを頼りに状況を分析している一般の人々の方がはるかに正し結論を導き出している。
こうなるとメディアによる取材活動とはいったい何なんだろうか?と思わずにはいられない。

(つづく)

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2010/02/02

小沢関連 ~ 辞任すべきは前原誠司の方だ!

枝野幸男、野田佳彦、そして前原誠司という、私に言わせれば民主党内のいつものロクでもない面々が、小沢一郎の進退問題に言及し始めたという。

・世に噛む日々
後ろから鉄砲を構える人々

・植草一秀の『知られざる真実』
民主党内転覆分子によるクーデターを許すな

昨年の大久保秘書逮捕の時に小沢辞任を騒ぎ立てたのも同じ顔ぶれだったが、大久保公判の成り行きを見れば、この連中が政権交代の意義とはまったくかけ離れた低次元の個利個略で発言していることは明らかだ。したがって相手にするのもバカバカしいのだが、一つだけはっきりといっておかなければならない。
それは、辞任が必要なのは小沢一郎ではなく、前原誠司の方だということだ。
その理由は↓を見ればわかる。

・新党日本
売国「JAL法的整理」を許すな

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2010/02/01

メディアの意図は「報じない」ことから見えてくる

昨日のエントリーと重複する内容になってしまうが、、、

東京新聞社会部長の佐藤敦なる人物が書いた『リーク批判』に答えてという文章を読んだ。
すでにネット上では、これに対するエントリーが出ているが、私も少し感想を述べておきたい。

といってもこの文章は、メディアが検察リーク報道批判に反論する際のほぼワンパターンの論法なので、細々とは突っ込まない。ただ私が一番、引っかかったのは以下の部分である。

******
 私たちは、検察捜査に誤りがないとは思っていません。足利事件の菅家利和さんの冤罪(えんざい)では、捜査情報に依拠して菅家さんを犯人と決め付けてきた報道を率直に反省し、その繰り返しはしまいと肝に銘じています。

 しかし、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる疑惑は、日本の最高実力者となった人物の周辺で起きたことです。断片的な捜査情報を積み重ね、多くの関係者に当たり、資料を収集し、そこから導き出される事実を正確に速く伝えることは、報道機関としての使命にほかなりません。一本の原稿は、こうした調査報道の手法を用いた取材と、捜査情報を重ね合わせながら作られます。そのために各地に派遣した記者たちが、この現在も取材を続けています。
******

ここでは自分たちの反省の弁を述べるにあたり、足利事件における菅谷さんの冤罪を持ち出している。確かにこの事件は大々的に報道されており、われわれ一般人のよく知るところであるし、このようなことは二度とあってはならない。だが、今回の件で菅谷さんの冤罪事件だけを持ち出すのはいかがなものなのか。
この文章は次に「しかし、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる疑惑は、、、」とつながっていき、
「日本の最高実力者となった人物の周辺で起きたこと」を「正確に速く伝えることは、報道機関としての使命」だという。
しかし、ではそもそも昨年、次期総理大臣は確実と思われた小沢一郎民主党代表(当時)が辞任するきっかけとなった大久保秘書の逮捕の公判が、検察側の描いた構図通りに進んでいない事実をメディアはどれだけ「正確に速く」伝えたのか? もちろんアリバイ程度には書いているが、しかし記事の量自体は少なく、したがってそのことを知っている人も少ない。
あるいは、前エントリーで書いた町村信孝の政治資金団体による不動産購入。これについては今もって報じられていない(その他の議員についても同様)。
あるいは、元福島県知事の佐藤栄佐久の「汚職事件」。この裁判は二審で検察が主張した賄賂性を否定された判決が出て実質的に無罪とまで言われている。しかも、この捜査をしたのが現東京地検特捜部長の佐久間達哉である。つまり検察は無謬ではないことを体現しているような人物が現在、小沢の捜査を指揮しているわけだが、しかしそのことを知っている国民もまた少数派である。

さらに、検察の裏金作りを告発しようとして国策逮捕され、先日やっと出所した三井環について。この三井についてはネット上や週刊誌では名前を見かけるが、テレビ、新聞という既存メディアではほとんど取り上げられていない。

こうして見ていくと、検察のリークによる報道操縦もさることながら、報じられていないことのあまりの多さに驚く。
ちなみにネット上ではこんなことは常識として知られており、だからこそ検察の捜査に疑問の声が上がっている。
つまりメディアが書かないことの多くは、検察が世間一般にあまり知られたくない、つまりは書いて欲しくないことなのだ。その意味で、私はむしろ「検察に都合が悪いことはなぜ書かないのか?」をこそ問いたい(先回りして個人的な見解を言えば、要するにそれを書くと検察から情報をもらえなくなるということだろう)。

しかもこれは小沢問題に限ったことではない。
たとえば、アメリカの国防総省のモレル報道官は会見で、「日米関係は危機的状況でない」と強調した。

日米関係は危機的状況ではない

鳩山政権になって日米同盟の危機を煽るだけ煽ったメディアは、しかしこのニュースをどれほど大きく扱ったか? 少なくとも私の印象では、このニュースもまたアリバイ程度にしか報じていない。
アメリカの駐米大使呼び出し「事件」にしても同様だ。アメリカ側は「呼び出していない」と言っている。にもかかわらず、それを報じるメディアはない。
そして、このようにメディアが枕を並べて報じないニュースとリーク情報を重ね合わせることによって見えるのは、鳩山政権潰しの構図である。

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2010/01/31

町村信孝の政治資金団体による不動産購入 ~ 「報じない」のも世論操作

先週来、ネット上では自民党の町村信孝やみんなの党の江田憲司の政治資金団体が不動産を購入していた事実が流れている。これは噂の類ではなく、政治資金収支報告書にも記載されており誰でも確認することができる。


・ライジング・サン(甦る日本)
自民党町村信孝 政治資金で不動産購入。みんなの党 江田憲司も同様

・地獄への階段
ヒルズ3兄弟に不記載の可能性 【不思議発見!】

・きっこのブログ
自民党の町村氏も政治資金で不動産購入

・You Tube動画
小沢氏資金問題 自民・町村氏「国会で追及する」(10/01/24)

↑の動画で町村が言うように、法律に違反しているかどうかはこの際、問題ではない。
私が何よりも不思議なのは、この件についてメディアが一切、報じないということだ。
小沢一郎のことについてはあれだけ大騒ぎをするメディアが沈黙している。
金額の多寡を云々する向きもあるかもしれない。しかし、町村は国会で小沢の問題を追及しているのだから、きちんと事実を報道するのがメディアの義務であろう。
しかし、私が見た限りではここまで完全スルーである(新聞をとっていないのでネットで確認するだけだが)。
したがって、ネットへのまったく接触がなく、ニュースはテレビ、新聞のみで知る大多数の人は、おそらくこの事実を知らないだろう。
であるならば、このように重要なニュースをまったく報じないこともまた一つの世論操作である。
ちなみに私はtwitterで朝日新聞の東京本社編集局に対して以下のようにつぶやいてみた。

1月28日
18:37 @asahi_tokyo ところで町村先生の政治資金管理団体による不動産購入もバッチリ取材して記事にしてくだいさね。

1月29日
13:15 @asahi_tokyo 町村先生の不動産取得の件、なかなか記事になりませんが、じっくり取材されていることと思います。期待して待ってます!

しかして梨のつぶてである。
ちなみに朝日のこのtwiiterは↓のような質問にはすぐに返事がきたりする。

1月27日
15:01 それは発行部数ですか? RT @asahi_tokyo: フォロワーが6000人を超えました。ありがとうございます。目指すは部数と同じ800万!!お知り合いに推薦して頂ければ幸いです。コブク郎も頑張ります!

ここのところ自分のtwitterのTLを見ていると、新聞をやめるという人は結構多い。
佐々木俊尚は↓のなかで、もはや通信社が配信するストレートニュースとブログがあれば、それでいいのではないかと言っている。

・ビデオニュース・ドットコム
マル激トーク・オン・ディマンド 第457回(2010年01月16日)
消えゆくマスメディアとその後にくるもの

政権交代はメディアの劣化を日々炙り出している。

・世に噛む日々
新聞を購読拒否した日

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2010/01/27

石川議員手帳問題 ~ かくも傲慢でデタラメなメディア

1月25日に書いたこのエントリーの件。これは結局のところ誤報で、ネット上の記事はあわてて削除したが、いくつかの新聞の夕刊には堂々と掲載されていた。

ところで朝日新聞の社会エディター(不思議な肩書き)の梅田正行は、検察からのリークはあるのか?という問いに、「自信を持って『ありません』と答えてきた。今回も答えは同じだ。」と1月22日の朝刊に書いている。
新聞記者は「不断の努力を重ねている」のであって、「人や資料から得た情報を重ね合わせて、、特捜部の狙いを薄皮を一枚一枚はがすように明らかにする作業を毎日繰り返している」のだという。
おそらくリーク問題について問われれば、他の新聞社や放送局も同様に答えるだろう。
であるとすれば、石川秘書の手帳問題についても同様の取材を重ねた結果、記事を書いたということになるわけだが、この件を書いた新聞社はなぜかみんな同じような記事を書き、同じ間違いを犯してしまった
なんともはや不思議な話である。
ということで、25日夕刊の当該記事の読売と日経の紙面が↓。

・読売
0125

・日経
0125nikkei

しかし前述したように、これは誤報であった。
Web上では削除すればいいが、紙面に掲載してしまった以上は訂正を出さなければならない。
したがって読売、日経とも16日の朝刊社会面に訂正記事をひっそりと出している。

・読売
0126yomi

・日経
0126nikkei

この訂正記事の中で、とくに注目すべきは読売の「石川議員関係者の取材に基づくものでした。」という部分である。要するに「手帳は04年のもの」と書いたが、実は「05年のもの」で、そういう間違いを犯してしまった原因は、石川議員の関係者への取材に基づいたものであったからだというのである。そして続けて、「ついては記事と見出しを取り消す」という。
呆れてものが言えないとはこのことだ。
はっきり書こう。
25日夕刊の情報源は検察からのリーク以外にない。
もし読売のいうように情報源が石川議員の関係者だというのなら、25日夕刊のアンダーラインを引いた部分はこういうことになる。

「石川容疑者の関係者によると、特捜部が押収した手帳には、10月15日の欄に、このホテル名が記されていた。石川容疑者は現金の受領を否定しているが、特捜部はこの手帳の記載を、10月15日に石川容疑者が水谷建設の当時の幹部と面会したことを示す証拠の一つとして重視しているとみられる。」

こんな記事が成立するわけがない。
つまり、これは検察のリーク情報が間違っていたというだけのことなのである。
しかし、このまま何も書かないとリークであることが丸わかりになり、検察、メディアともに都合が悪い。なので訂正記事で石川議員の関係者が情報源と書いたわけだ。
つまりこの訂正文の論理は、「石川議員の手帳に関する記事について誤りがあった→しかしそもそもこのネタは石川議員の関係者の取材に基づいたものだった→とはいえ間違いは間違いなので記事と見出しは削除する」となる。はなはだしい責任転嫁である。
日経にしても、訂正記事に「石川議員関係者云々」とは書いていないが、リークの垂れ流しをしているという意味ではまったく同罪だ。とくに今回は読売と同じ間違いを犯したことで、その実態がより明らかになった。
しかも、両社とも自分たちが誤ったニュースを流して石川議員の名誉を毀損したにもかかわらず、その責任には一切触れず、謝罪の言葉もない。また、削除するといってもすでに掲載してばら撒かれたものをどうやって削除するのか? 見出し、記事のどの部分を具体的にどのように削除するのか?についても一切書かれていない。
そもそも、これだけ大々的に書いた記事についての訂正記事がたったこれだけでは、少なからぬ読者は前日の夕刊の記事が誤りだったということには気づかないだろう(実は誤った情報を故意に流し、後でひっそりと訂正するのは、権力による印象操作の手法の一つである)。

かくも傲慢でデタラメなメディアは、今回の小沢一郎をめぐる騒動の終結を機に、東京地検特捜部とともに退場させるしかない。

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2010/01/26

NHKの職員解雇に抗議する

先ほどいただいたコメントを読むまで不覚にも知らなかったのだが、、、
(コメントありがとうございます>ローリエ様)

NHKが視聴者からの「リークはあるのか?」という問い合わせに対して「あり得る」と答えた職員を解雇したという。

・雑感
リークはあるw

この件に関する発端は、当ブログ1月16日のエントリーに寄せられた安保否様のコメントが発端であったと思われる。
この安保否様のコメントについては、私としては事実確認をすることはできなかったが、その内容の重要性、さらにお書きいただいた文章を読んで総合的に信憑性があると判断して公開した。
さらに、その後の安保否様とコメントをいただいた方々のやりとりも拝読し、公開は間違いではなかったと思った。
そこへ今回のニュースである。
つまり、NHK自身がこの安保否様のコメントの内容を肯定したということである。
結果、視聴者からの問い合わせに対してきわめて誠実に回答したと思われる職員の方が解雇された。
大変に遺憾であり、NHKに対して断固、抗議をせざるを得ない。

そもそもが、このリーク問題に関しては、昨年3月3日の大久保秘書逮捕以来、一貫して指摘されていたことである。
また、過去に検察による国策捜査を経験した、植草一秀氏、佐藤優氏、鈴木宗男氏、堀江貴文氏、佐藤栄佐久氏、江副浩正氏、、、など多くの方々が、実体験に基づいて検察リークの問題に言及している。そして現在も拘束された石川知裕議員について、リーク以外に考えられない情報が流れてきている。

昨年、3月25日午前0時のNHKニュースでは、逮捕された大久保隆規氏が政治資金報告書にウソの記載をしたという起訴事実を認める供述をしていることが関係者への取材で明らかになったと報じられている。しかし、これはまったくの誤報であった。それどころか公判が始まってみると、今年1月13日に行われた第二回公判で、献金元の政治団体がダミーだったかどうかという重要な争点において、検察側の証人がダミーではなく実体があったと証言する始末。つまりこの裁判において検察が描いた構図が根本から崩れてしまったわけだ。

こうした状況を見るにつけ、まずメディアがやらなければならないのは、検察がリーク情報を流すことによって報道操縦をしているのではないかという国民からの疑問に対して、きちんと外部の人間を入れた調査機関を設置し、この問題を徹底的に検証することだろう。そうしてその結果を公にしなければならない。
しかし、現状ではそのような姿勢はまったくもって皆無だ。
それどころか今回の職員解雇は、取材の際に検察への出入禁止になる(=リーク情報が入って来なくなる)ことを恐れての措置ではないかと思われる。
であるとするならば、これは本末転倒な話で断じて許されるべきではない。
折しも与党内からも検察リークに関する疑問が提起されている。
ならば与党はこの問題をしっかりと調査するべきである。

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2010/01/25

突如、削除された?読売の記事

夕方、ヤフーのトピックスを見ていたら、逮捕拘束された石川議員の手帳に、水谷建設の元幹部らが石川氏に5,000万円を渡したとする日の欄に、授受の場所とされるホテル名が記されてあったことがわかったという記事がアップされていた。曰く、

「関係者によると、特捜部が押収した手帳には、10月15日の欄に、このホテル名が記されていた。石川容疑者は現金の授受を否定しているが、特捜部はこの手帳の記載を、10月15日に石川容疑者が水谷建設の当時の幹部と面会したことを示す証拠の一つとして重視しているとみられる。」

記事の配信元は読売新聞である。
しかして、証拠として押収された手帳の記述内容が記事になるとすれば、関係者=情報源は検察のリークしか考えられない。そこで私はtwitterでこんなふうにつぶやいた。

「特捜部が押収した石川議員の手帳の記述内容がわかった、と。これがリークじゃなくてなんじゃらほい http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100125-00000685-yom-soci」

ところがしばらくしてフォロワーの方から

「リンクが切れています~」

というRTがあった。
そこでヤフーの元記事をクリックしてみると、確かにリンクが切れている。
ためしにYOMIURI ONLINEを見てみると、私が探した限りは該当記事はない。
おかしいなと思いつつtwitterを見ると、さらにRTされており、早速、YOMIURI ONLINEの魚拓をとっていた方がいた。
その魚拓が↓。

http://megalodon.jp/2010-0125-1724-49/www.yomiuri.co.jp/national/news/20100125-OYT1T00685.htm

うーむ、、、この記事を読むと改めて思う。
これがリークじゃなくてなんじゃらほい?


※追記
その後、Yahoo! JAPANのトピックスを見たら、「石川容疑者の手帳にホテル名」という記事が再びアップされ、横に「NEW!」と書いてある。ちなみに今回の配信元は時事通信であった。

100125yahoo

※さらに追記
上記のさらに追記。見つかった手帳は2005年で2004年のものではない。

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2010/01/24

小沢関連 ~ TBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」久米宏vs.武田一顕(3)

******

久米「さっきのサングラスの話ですけどね、僕も小沢さんにはかなり何回も単独インタビューというのをしてるんですけど、今回、話をややこしくしているかなり多くの理由の一つが、小沢さんのパーソナリティだと思うんですよ。とにかくあの人はね、言い訳はしない、悪人と見られることにかなり快感を覚えるタイプ(笑)」

武田「はい」

久米「で、自分が言い訳をしないからどんどんどんどん悪人扱いされることに喜びを感じているマゾヒストのところがあるんです、あの人。それがかなり事態をややこしくしてますよね」

武田「まあややこしくしてるんです。それから小沢っていうのは、まわりも含めて非常にカリスマ的に持ちあげられて、実際に会っても確かに昔タイプの政治家でいわゆるオーラがあるというか、、、実際に会うと結構、色っぽい。僕は政治家の場合、色っぽい、色っぽくないという表現をするんです。実は結構色っぽかったりするんですけれども、ただその怖いという、強面をわざと出して、それと実際に会ったりする時のギャップ。この間、中国へ行きましたね、評判の悪かった胡錦濤国家主席と百何十人の議員が握手してというのがありましたけど、ああいうところへ行って、次の宴席、宴会の席へ行くと、小沢さんはあれ全部で六百人行ってましたから、、、」

久米「あれもね、北京オリンピックの日本代表団よりも多いと言われてましたからね、、、」

武田「その六百人のテーブルをみんな回って、ビールでお酌をして回るんですね。で、ニコニコニコニコ写真を撮る。そうすると人間というのはギャップに憧れますから、怖い顔した人がニコニコ『オレんとこに酒をつぎにきたぜ』というと、そこでコロッと参るわけですね。だからあの小沢さんの持っている怖さっていうのも、政治家としての演出なんですよね。だから本質はどこにあるのかというのは難しくて、ただ一つだけ言うなら、小沢さんは好きな映画はみんな『山猫』だっていうんですよね、『変わらないためには変わり続けなければいけない』っていうその一節をよく言うから『山猫』だって言うんですけど、小沢さんの本当に好きな映画は『ゴッドファーザー』なんですよね。あれは全巻持ってて、自宅で。DVDかビデオか、ビデオなのかな。それはわかりませんけど全巻持ってて、暇があるとっていったらなんだけど見てるっていうぐらい好き。だから『ゴッドファーザー』なんですよね、小沢さんの原点は」

久米「僕も持ってる全巻。暇があったら見てる」

堀井「ちょっとキャラクターが違いますね、小沢さんとは、どうしてでしょう?」

久米「おんなじだ。25、6の時に父親を亡くしてね、上が全部女性でね、末っ子で長男っていうのはまったく僕と小沢さんは同じなんですよ、、、もうすぐ終わるのかな? 4時間、何を話すんだろうね。今日ね、小沢さんは言いたいことは2分で終わると思いますよ。説明は。それを4時間ね、あとみんなでかつ丼を食べるのかな」

堀井「わりと仲良くなって、こう両方の着地点を決めてたり、、、」

武田「まあ一騎打ちですからね。検察は検事と検察事務官の2人だけ、こっちは小沢さんだけで弁護士の同席も許されませんから、基本的には任意の聴取は。まあ一騎打ちですからどうなるのか、、、これで負けてですね、逮捕されるとかなんとかで終わってくようじゃあ、小沢一郎というのもそれだけの男だったということですよね。ここでまたなんかやるんじゃないかというふうに思わせて、おそらくやるだろうということろに、小沢さんがこれまで権力をずっと、政局のずっと中心にいた、いわゆる不死鳥みたいなところがね、ま不死鳥って言うと、私はまた擁護だって言われるから、自民党のところに行くと私はゾンビだって言うんですけどね、、、」

久米「ハハハ、同じだって」

武田「意味は同じ、、、のところがあるわけで、これがこの何をやるかという、、、ただいくらいろんなこと考えて、私の知っている人ともいろんなことを話すんですけれども、小沢さんの次の一手というのは、検察に対する次の一手というのは出てこないですね。金丸信も逮捕される時は最後に『しょうがないじゃないか』といって『先生、行っちゃダメです』といわれるのを最後に行って、あれだけの権力者が、金丸信という権力者が、最後、非常にみじめな姿になって、最後、亡くなるわけですけれどもね。まあ小沢一郎がそうなるのか。それとも全面対決って党大会で言ったわけですからね、どうなるのかっていうのは、これはわれわれ利害関係者じゃない人というのは、面白く見てりゃあいいんですよね。戦いだから。別のそのそれがわれわれに影響があるか、まあ政治が混乱するのは大変なことになるけれども、それよりは血沸き肉躍る面白い戦いだと思って見てりゃあいい部分もあるんですよね」

久米「わかりました、ありがとうございました」

武田「失礼しました」

堀井「ありがとうございました。崎山記者でした、、、」

久米「武田だよっ!」

堀井「武田記者でした、、、」

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小沢関連 ~ TBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」久米宏vs.武田一顕(2)

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久米「あの僕、武田さんがTBSラジオに露出しているのは、まあ90%以上聴いてると思うんですけど、ご主張はすべて全部耳にしているはずなんですけどね、これから先の話なんですけど、つまり小沢周辺の秘書は3人逮捕されて、1人は現役の国会議員で、1人の第一秘書は2回目逮捕をされてますよね」

武田「大久保ですね」

久米「大久保は2回目逮捕されて、つまり3人逮捕されていて、今日、小沢氏本人が事情聴取を受けているはずなんですけど、で、検察はこのまま小沢を逮捕するなり起訴しないとすると、つまり事情聴取しただけでここですませるとすると、東京地検特捜部は何をしたかっていうと、政権交代直後の日本の政局を大混乱させて、それでここでやめるとするとですよ、大混乱させただけじゃないですか。ってことは当然この後、小沢一郎を起訴するなり、あるいは逮捕するなりしないと、面子が立たないと言いますかね、大混乱させただけだっていう非難を受けるだけだから、こっから先は起訴するんですよね?」

武田「ま、タマの取り合いですから、起訴するのか、それとも検察は武器をいろんなの持ってましてね、逮捕することもできるわけですね。国会の会期中は不逮捕特権はありますが、逮捕許諾請求というのを出せばいいわけですよね、国会に。ところが逮捕許諾請求というのは内閣が出すんですね、と内閣ということは鳩山さんが自分の与党の幹事長を悪人だから逮捕すると、容疑者であるから逮捕するというのを国会にかけるという、まさにもう分断する、つまり政府と与党を分断するような武器が検察にはあるわけですね」

久米「これ逮捕するとしたら容疑はなんですか?」

武田「政治資金規制法のつまり虚偽記載でいくのか、ただよく言われるのは、政治資金規正法の虚偽記載ってさっき言ったように信号無視みたいなもんですから、、、」

久米「形式犯と言われている、、、」

武田「形式犯って言うんですけどもね、ですからそれでやるのはないだろう。そうなるとじゃあさっき言った建設会社からもらったお金の5千万なりなんなりが、たとえばダムをつくる時に口をきいたんじゃないかとかいう、今、話は出てますよ、だけどそれは証明できないわけですね、そうなると今度はそのダムをつくったところの場所の県庁の当時の知事なり、あるいは県の担当者ですよね、なんとか部長、土木部長、そういう人を逮捕しないと順番がぐしゃぐしゃになってしまいますから、するとどんどんどんどん発展していくのか、それともそうはならないで政治資金
規制法違反だけでですね、逮捕許諾請求を出すのかというのは、ちょっとわかりません。で、いずれにしてもこれは検察は今の鳩山政権を、まあ鳩山政権というか鳩山小沢政権を打倒しようとしているわけですから、権力中枢を打倒しようとしているわけで、そういう意味では民主党の中で言うところの、で検察は行政機関ですからね、そうするとこれは検察のクーデターですよね」

久米「それはにわかに信じていい話ですかね?」

武田「それはそう、だってこれまでがずっとそうなのと、あともう一つはなぜ小沢一郎、私は小沢一郎を擁護する気はまったくないですよ、別に。だけどもなんで小沢一郎という一人の人間だけを去年の西松もそうでした。毎回毎回、何度も何度もやっつけようとするのか、と。やっつけようとするのかというか、容疑をかけようとするのか、と。これはもうやはりなんか打倒しようとしているとしか、そう思うのが普通で、、、」

久米「行政機関の一部が検察であることは間違いなくて、行政機関としては、まあ民主党というのは巨大与党ですわね、衆議院で、その巨大与党の衆議院の幹事長に寄り添っていたほうが圧倒的に有利なわけですよね、行政機関としても、、、」

武田「そうなんです」

久米「これを打倒して何の意味が?」

武田「これは役人というのは、、、」

久米「官僚を守るということ、、、」

武田「小沢さんのこの先にあるのは霞が関の本当の意味での改革ですね、まあむしろ解体と言ってもいいぐらいかもしれないぐらいの。で、その中で検察への、検察庁というのは、特捜部というのはとくになんなんだというような、小沢さんの頭の中にはずっとあるわけすね。だからここをやらなきゃいけない。とりわけ今の特捜部長は前回西松をやった部長さんですから、そうなるとその人はもうはっきり言えば出世できないわけですね。だからどっか週刊誌に書いてあったけれども、『殺すか殺されるかと特捜部長がうめいた』っていう話の方が、むしろ本質的な話であって、特捜部長としてはこのままいけばもう将来ないと思えば、あとはタマの取り合いだと。だからやるわけですよね」

久米「でも、それよく考えると、起訴するなり逮捕するなりして、結局、裁判になるわけですね。裁判でひょっとしたら最高裁までいくかもしれませんが、それで最高裁で結審するまではクロかシロかわかんないわけじゃないですか、推定無罪なわけでしょ? そうすると小沢さんは裁判になったってずっと政治的な立場は維持できわけでしょう。そうすると解体したい、霞が関を解体したいんだという小沢さんの意志は逮捕起訴されても裁判中だったら政治活動を規制されることはないし、何にも検察としては逮捕起訴したって無駄な抵抗だっていう、、、」

武田「まず一点はですね、、、任意の聴取だけでこれだけの話になるわけですね。で、小沢さんはこの間、国会の中でもフラッシュをばーっと浴びてですね、まあまるでホントに犯罪者扱いですよね。ただ小沢さん自体はそのフラッシュ浴びてもそれでも『サングラスが必要だと、、、』(笑)、この人はどこまで余裕があるのか虚勢なのかわかんないですけども、そういうふうに言っているわけですね。で、今度は逮捕すれば、つまりここの連日のの少なくとも、とりわけ新聞の報道を見てれば、それは推定無罪とか民主主義が、とか考えて新聞報道がなされているとはとても思えないような記事が連日一面トップになるわけですね。西松の時もそうでした。今回の場合はその下に私は足利事件の菅谷さんの裁判の話がずーっと出てて、これはもう新聞はパロディですよね。だってあの時にあれだけ毎回毎回反省すると言って、、、ただうちの会社もやりました。西松の時にちょっとあまりにも偏ってはいけないんじゃないかというのは反省して、で、1年もたたない前に一回行われたことで反省、、、西松事件ですね、反省しながらまたおんなじことをやってるわけですね。あたかも一方側だけを犯罪者のように扱っていると。で、そうすると民主主義とか推定無罪というのは、私はこの国にはないし、それからもっと言うと、これはまあ議員が言ってましたけど、日本の本当の権力の核心というのはいったいどこにあるんだろうと。みんな小沢さんが強権的だ、独裁的だと、確かにそういう部分はあります。ところが実際にこうやって事情聴取か、もしかしたら逮捕かとなると、実は小沢さんの次の一手って、これずーっとわれわれも一生懸命考えるんですね。ないんですよね。小沢さんて結構、徒手空拳なんですよね。だからやっぱり民主主義で国民から選ばれた、選挙で選ばれた政治家、国会議員というのは意外に武器を持ってなくてですね、検察というのはものすごいたくさん武器を持っている。そうすると権力として、それは国会が国権の最高機関ですから、、、だけども国会というのは一つにまとまらないようにできているわけですね、与野党、これが民主主義の、議会制民主主義の非常に妙なるところですから。ところがその国会、選挙で縛られている小沢さんというのは意外と武器がなくて、検察という一行政機関にはものすごいいろんな武器与えられている。権力としてどちらが大きいか、権力として一般の国民にとって怖いかというのを突き詰めて考えていった時に、われわれは小沢、検察どっちが強いかということをよく、とくにジャーナリズムは考えなくてはいけなくて、より恐ろしい権力に対してより強い監視の目を向けなければいけないというふうに私は考えてますし、当然だと思うんだけれども、どうもそうじゃなくて、一方側の小沢さんは顔が怖いから、強権的だから、独裁的だから監視しなければいけないということになってしまっていることに恐怖感を覚えますよね」

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